Sで俺様な彼氏
観覧車から出て行きと同じように奏は自転車の後ろに私を乗せてくれた。
「お前親のこと嫌いなの?」
急に言われた言葉初めて言われた言葉。
「うん…」
「そっか、じゃ俺ん家泊まる?」
意外な言葉だった。
「いいの?」
「あぁ、俺ん家独り暮らしだからさ、親とかいないから」
そのあとそうは「どうする?」と聞いた。
「い、行く!」
「了解」
意外と遊園地から奏の家は近かった。
奏におろしてもらいリビングまで案内された。
「はい。」
奏は冷蔵庫から冷たいお茶を出してくれた。
「ありがと」
少し緊張して落ち着かなかったけど、わざと冷静を装った。
「別に緊張しなくてもいいよ。」