切ナクテ、恋シイ、ヒト。
こんなにも。
あの人のことが
好きだったなんて。
またアタシは
思い知らされている。
胸の奥が痛い・・・
そして息苦しい・・・。
このままじゃいけない・・・!
早く、
彼を追わなければ。
そしてアタシの
気持ちを伝えなければ。
アタシまだ
「優のこと好きだ」
ってちゃんと言ってないから。
今日、それを
言うって決めたから。
4階の廊下の窓から下を見ると
優はもう中庭を津志田くんと
一緒に歩いていた。