切ナクテ、恋シイ、ヒト。

だれか女の子と話してるようだ。


女子校で男の人の声ってとても目立つ。




アイツだ!来た!


それにしても1人でよく来たもんだ。




アタシはとりあえずここに近づかないでもらおうと

ドアを開けて彼をどこかに引っ張って行こうと思った。



アタシがドアを勢いよく開けた瞬間、

彼は左手を挙げて

「よっ」

て感じで挨拶した。



相変わらず学ランを着くずしてとても生徒会長には

見えない。


< 56 / 360 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop