切ナクテ、恋シイ、ヒト。
だれか女の子と話してるようだ。
女子校で男の人の声ってとても目立つ。
アイツだ!来た!
それにしても1人でよく来たもんだ。
アタシはとりあえずここに近づかないでもらおうと
ドアを開けて彼をどこかに引っ張って行こうと思った。
アタシがドアを勢いよく開けた瞬間、
彼は左手を挙げて
「よっ」
て感じで挨拶した。
相変わらず学ランを着くずしてとても生徒会長には
見えない。
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