奇跡をあなたに
私と望は緊張のあまり、今さっきまで話していたのが嘘みたいに黙りこんだ。


はぁ~怖いッ


ドキドキッ

心臓の鼓動が早くなる私。

恐怖のあまりに目をつぶった。


だんだんと浮き上がる感覚があったから、さらに強く目をつぶった。


すると...


「幸、大丈夫か?」

望の声を聞き目を開けると、窓の外からは青い空があった。

そして、白い雲の上にいた。


「おぃッ大丈夫か?」


「あっうん。」


「そっか(笑)綺麗だな~」


「そ~だね。河原で見る空もいいけど、空の上で空を見るのもいいね(笑)」


「そ~だな~」


望と私は仲直りしたのかな?


でも、私は望が好きだから...友達としてはもう無理かもしれない。


そう思いながら望と久しぶりに楽しく話していた。


気になったのは、どうして香苗と付き合ったのか...

なぜ別れたのか...

聞きたかったけど、聞けなかった。


< 116 / 370 >

この作品をシェア

pagetop