奇跡をあなたに
私逹は旅館をあとにし、東京の見学にでた。


その時もなぜか、望は私の側にいてくれた。


でも、私は気付いてた...香苗の視線に。


だから私はできるだけ望を避けた。


「なぁ~見学とかつまんね~なッ(笑)」


「うん。」


私は返事を素っ気なく返し、できるだけ話さないようにした。


そんな望も気付いたのか、私にあんまり話をかけなくなった。


1日中いろんな所へ見学をしてクタクタになった私は風呂に入ろうとした。


クラスごとで風呂に入る時間が決まっている。


そして私が風呂に入ろうとした時だった。


「ちょっと、あんた風呂はいんないでよ!汚くなるでしょッ」

そう私に怒鳴ったのは、香苗だ。


「.....。」


「てかあんた前に言ったよね?私逹の事許さないって(笑)
望がいないとなんもできないくせにッ」


そう言って香苗逹は風呂に入っていった。


悔しかった。

香苗が言ったのは事実だったから...

私は望がいないとなんもできないんだ。


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