奇跡をあなたに
部屋に戻ると、やっぱり閉まっていた。

私はそこにしゃがみこみ、寝る事にした。


あッ望に体操服借りたままだ~望大丈夫かな?

そう思っていると...


ガタッ


!?!?


香苗が出てきた。


「あんた今まで何してたわけ?」


そう言った香苗は私が望に借りた体操服を見た。


そこには“市川”と名前が書いてあるから望のだとすぐ分かる。


その瞬間、香苗の顔つきが変わった。


「あんた!!望といたわけ!?」


「.....。」


「ちょっと来なさいよ!」


香苗は私の髪を掴み部屋に入れた。


「痛いッ離してよ!」


「てめぇ~望に近寄るんじゃねぇ~よ!」


「離してよ!」


香苗の目は血走っている。


もう、止められない。


そう思った。


私は女子三人に囲まれた。


私はこの時、戻ってくるんじゃなかったと後悔した....



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