奇跡をあなたに


「なぁ~具合悪いって風邪か?」


「....うん!昨日寒かったし。」


「そっか~ならいんだけど。」


「ありがとう。」


望は私の側に1日いてくれた。


夕方になり、生徒逹が帰ってきた。


部屋にも、香苗逹が帰ってきた。


私は望といる所を見られたくないから、望を部屋に帰していた。



「あ~まじだりぃ~全然楽しくね~よ!望いなかったし!」


「望くんどこにいたんだろ~ね」


「さぁ~でも、一緒にいなかったって事は旅館にいたんじゃない?」

!?!?

ばれる.....。


私は一気に昨日の恐怖がよみがえってきた。


「ねぇ~もしかしたらこいつと望くんいたんじゃない?」


「はぁ?あんた望といたわけ?」


「......。」


「なんとか言えよ!」


「......。」



一緒にいたなんて言ったら次は何されるか分からない。


「いたのかよ!」


香苗は私の胸ぐらを掴んだ。


「.....いない。」


「本当なわけ?」


コクッ


私は頷いた。


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