奇跡をあなたに
香苗は掴んだ手を離し、私を突き飛ばした。


昨日殴られた痛みがまた体を突き刺すように痛みが走った。

でも、私は我慢をし、部屋の隅へ座った。


そして、風呂に入る時間。

今日こそ入ろうかと思い、支度をしていると...


「おぃッアザが見えるだろ~が!あんたは入んなッ汚いし~」


「私逹は今日歩き回って疲れたの!あんたみたいに楽してないから~(笑)」


「.....。」


私は今日も風呂には入れず、ただずっと部屋の隅に座っていた。


そんな自分が本当に情けなかった。


そして、夜ご飯の時間。


この夜は何もなく、普通に食べる事ができた。


それはきっと、昨日鍋がこぼれた事で先生に怒られたからだと思う。


私はこの日だけは、ゆっくりできると思ってた...


でも、この日も地獄だった。


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