奇跡をあなたに
私は安心し、眠りにつこうとしていた時だった。
ドカッ

!?!?

「...ッ」

誰かが私のお腹を蹴ってきた。


「.....ッゴホッ ゴホッ」


「な~に安心して寝てんの?(笑)」


その声は紛れもなく香苗だ。


お腹を蹴られただけでも全身に痛みが走る。



「香苗~今日はもうやめたら?」


「はぁ?香苗に逆らうの?」


「そうじゃないけど...」


「口ださないで!」


他の女子にも、香苗には逆らえなかった。


いじめの酷さにきっと限界を感じたんだと思う。


でも、香苗は誰にも止められなかった。

香苗は私をまた一時間近く殴る蹴るの繰り返しだった。


女子二人は寝たふりをしている...


痛くて痛くて我慢していたけど、何十発も繰り返されるうちに痛さなんて分からなくなっていた。


ただ、ずっと香苗から聞こえていた言葉は“あんななんて死ねばいいのに”だった。


本当に死ぬんじゃないかと思うくらい、私はだんだん意識をなくした。


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