恋戦(コイイクサ)
「はい。薬」
瑠璃は慣れた様子で秋武くんに薬を渡す。
「ほら新堂。塗れ」
まるで、日常のありふれた出来事の様に事を運ぶ二人に、私はただただ無言になっていた。
最初に新堂くんの事を話した時には、そんな素振り見せなかったのに、どうやら昔から知り合いだった様な瑠璃たちの様子に、私の胸はモヤモヤとした。
「アレルギーなんだよ」
新堂くんの顔色が元通りに戻ると、秋武くんが説明してくれた。
「アレルギー?」
「そう。女性アレルギー」
「………」
「女の人に触れると蕁麻疹が出ちゃうんだ」
「全く厄介な身体だよね」
困った様子で話す秋武くんとは対象的に、瑠璃はププッと笑いを堪えながら言う。
「でもね、莉寿ちゃんは大丈夫なんだよ!!」
身を乗り出し、私の手をぎゅっと握り締めた秋武くんに「え?」私は戸惑った。
瑠璃は慣れた様子で秋武くんに薬を渡す。
「ほら新堂。塗れ」
まるで、日常のありふれた出来事の様に事を運ぶ二人に、私はただただ無言になっていた。
最初に新堂くんの事を話した時には、そんな素振り見せなかったのに、どうやら昔から知り合いだった様な瑠璃たちの様子に、私の胸はモヤモヤとした。
「アレルギーなんだよ」
新堂くんの顔色が元通りに戻ると、秋武くんが説明してくれた。
「アレルギー?」
「そう。女性アレルギー」
「………」
「女の人に触れると蕁麻疹が出ちゃうんだ」
「全く厄介な身体だよね」
困った様子で話す秋武くんとは対象的に、瑠璃はププッと笑いを堪えながら言う。
「でもね、莉寿ちゃんは大丈夫なんだよ!!」
身を乗り出し、私の手をぎゅっと握り締めた秋武くんに「え?」私は戸惑った。