恋戦(コイイクサ)
新堂くんに回した腕を、どのタイミングで放せば良いのか…。
私は新堂くんから離れる事が出来ず、「私、そろそろ行かないと」佳世ちゃんが言うまでしがみ付いたままだった。
「あっ。じゃあね」
顔を真っ赤にした私は慌てて新堂くんから、体を離した。
佳世ちゃんの姿が見えなくなるまで、その後姿をぼんやりと目に写していた私は、自分のした行動が理解出来なかったのかもしれない。
完全に佳代ちゃんの姿が視界から消えると、私は思い出したように新堂くんを見た。
「…ごめん。大丈夫だった?」
やっぱり抱きつくのは良くなかったのだろうか。
さっきから変わりない体制で、立ち尽くしている新堂くん。
私に抱きつかれた衝撃によって、固まってしまったのかと思われるその姿に、私は罪悪感で一杯になった。
「……新堂くん?」
見た限りでは顔色にも変化無く、腕に蕁麻疹も見られない。
それでも返答の無い事を思うと、私が思っている以上に、抱きつかれたことは新堂くんにとって、大変な事なんだと認識できた。
私は新堂くんから離れる事が出来ず、「私、そろそろ行かないと」佳世ちゃんが言うまでしがみ付いたままだった。
「あっ。じゃあね」
顔を真っ赤にした私は慌てて新堂くんから、体を離した。
佳世ちゃんの姿が見えなくなるまで、その後姿をぼんやりと目に写していた私は、自分のした行動が理解出来なかったのかもしれない。
完全に佳代ちゃんの姿が視界から消えると、私は思い出したように新堂くんを見た。
「…ごめん。大丈夫だった?」
やっぱり抱きつくのは良くなかったのだろうか。
さっきから変わりない体制で、立ち尽くしている新堂くん。
私に抱きつかれた衝撃によって、固まってしまったのかと思われるその姿に、私は罪悪感で一杯になった。
「……新堂くん?」
見た限りでは顔色にも変化無く、腕に蕁麻疹も見られない。
それでも返答の無い事を思うと、私が思っている以上に、抱きつかれたことは新堂くんにとって、大変な事なんだと認識できた。