恋の忘れ物 ~先生と私の追憶~







-----「おいっ、柴田!?」




夢の向こうで誰かが私を呼ぶ。



この声は先生・・・?


・・・私

先生に言いたい事があるんだよ?




-----「こんな所で寝たら風邪ひくぞ!」



・・・え??寝てる??



段々意識がはっきりしてきて、目を見開いて飛び起きた。



目の前にはスーツ姿の足があり、そのまま目線を上に上げた。

ネクタイを緩めた先生が笑って立っている。


「ひゃっ、私寝ちゃってたの!?」


「声かけても起きねーし、爆睡でヨダレ出てたし。」


「ヨ、ヨダレェ!?」


私は一生懸命口元に手を当てて確認する。


「バカ、嘘だよ」

先生はいたずらな笑みを浮かべて言う。


「ちょっとぅ~、もう先生っ。」


私に笑顔を向けてくれる先生が嬉しくて顔がにやけてしまう。



「こんな所で何やってんだ?もうすぐ校門閉まるぞ。」


「あの・・・えっ・・と・・・」


先生に何やってんだと聞かれ急に恥ずかしくなってきた。















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