恋の忘れ物 ~先生と私の追憶~
そしてこれからはちゃんと前を向いて歩みます。
まだ、将来の事決められないけど、後悔しないように手探りで見つけるよ。
高校では先生以外好きな人出来なかったけど、いつか本当に愛する人が出来る事を信じてる。
こんな想いをありがとう、先生・・・
大好きでした・・・
こうして私の先生からの「卒業」が終わった。
短大の授業の合間にバイトを始めた。
それは今まで感じた事も無い世界。
従兄の結婚式で初めて見た光景。
夢のような素晴らしい一時にもう一度立ち会いたかった。
ウェディング関係を片っ端から探し、ウェディングの配膳のバイトにありつけた。
キャンパスライフより全然楽しかった。
バイト優先で単位も落としそうにもなった。
自然と先生の事も思い出さなくなっていった。
短大も卒業し、どうにかホテル業界に就職。
配属先はホテルのフロントだった。
そして時は過ぎその3年後、
私は忘れていた「先生」と再会するのである。