恋の忘れ物 ~先生と私の追憶~


「うーん、そうだなぁ・・・

声かける前に何だか張り切っている奴いるなぁっと思って・・・」



は、張り切るぅ~!?



「で、声かけてみたらお前で初めはびっくりしたよ。

でもここで声をかけちゃいけないと思ったんだ。

ここで頑張っている姿を見ていてプロ意識があるお前に

失礼だと思った。

と言うか見てみたかったんだ。

頑張っている姿を・・・」







「先生・・・」





涙が溢れそうだった。

私の頑張っている姿を見てくれていた・・・


今の私をちゃんと見てくれている・・・




「逆に、コイツ俺の事すっかり忘れてやがるなって思ったよ。」




そんな事ないよ。

ある訳ないよ。














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