恋の忘れ物 ~先生と私の追憶~

気がつけば昼の12時を過ぎていた。

モーニング所じゃない。



先生は時間を気にしていたのかな?

ホントは帰りたかったんじゃ・・・


そんな気がしてきた。






「先生、そろそろ出ようか・・・」


私から口にした。


先生は優しいから彼の口からは絶対に言わない。



あの時もそうだった。


肝心な所で優しいから余計傷付くんだ。






先生は送ってくよと言われたけど断った。



これで最後かと思うと悲しくなる。





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