夢みる蝶は遊飛する
「それまでも何回も言おうとしてたんだけどタイミングがつかめなくて。で、あれが最後のチャンスだと思って、強引すぎるくらいに会話にこじつけたんだ」
いきなりエリザベス女王についてどう思うか、と訊かれれば、誰だって不審に思う。
あの会話は、こじつけという言葉でも足りないほど無理矢理なものだった。
「でさ、最初から教えてよ」
私は鞄からあの暗号を取り出した。
ヨーロッパの青空に
白い飛行機雲が十字を描く
悲劇の女王は
栄光あるものを損なおうとし
鍵が見つかり処刑された
さあ その鍵でこれを解け