夢みる蝶は遊飛する

あの時からもう四ヵ月が経った。

また同じようなことを言われている私は、変わっていないのだろうか。

変われていないのだろうか。

前に向かって、進めていないのだろうか。


けれど、そんなにすぐに変われるものではないのだ。

そんなに単純ではない。

ひとつのきっかけで、これまでの自分の生き方や考え方を覆すようなことは、そんなに起こるものでもない。

まして、これまで固定観念や自分自身の信条に縛られつづけてきた私のことだ。



あの時の私は、過去の自分を許したのだ。

そして今の私は、自分が立っている足元をしっかりと確認して、現実を見すえた。

前に向かって進むのは、この次のステップだ。


一段飛ばしができるほど器用ではない。

けれど、一歩一歩確実に歩んでいく堅実さなら、私にもあるはずだ。



今度こそ歩きはじめたいと、そう強く思った。


< 633 / 681 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop