旦那様は社長 *②巻*
あたしのせいで、社長の信頼が薄れてきてるんじゃないかって。



あたしのせいで、社長の立場が危うくなったらどうしよう……



……そんな不安が、今のあたしを支配してる。



黙り込むあたしに社長は


「でもじゃねぇ…。イヤだっつったらイヤだっ」


そう言うと、プイっと顔を背けてしまった。



あの……

……駄々っ子ですか?



顔を背けた社長は、少し口を尖らせていて。



本当に小さな子供みたいで……



「可愛い」



言った瞬間、“間違えた!!”と思った。



でも……


もう何もかもが手遅れ。


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