僕らのベリーソルジャー
先程とは違って静かに涙を流しながら、話す天馬は一悟の胸に額をつけ、ことんと体を預ける。


「どうして、知り合ったばかりの一悟のくせに、そんなに僕のこと理解しているみたいに何でもわかっちゃうのさ。ずるいよ。」


やつあたりに他ならない天馬の言葉に、一悟はくしゃ、と天馬の髪をなでた。


「すまないな。おまえの心の中に遠慮なく入って行くような不粋な真似をして。」


けどな、と一悟は言葉を続ける。


「そらは、お前につけてもらった名前を気に入ってると思うぞ。……だって、すごく良い名前じゃないか。」
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