僕らのベリーソルジャー
「一悟はそ……思う?」

拳で涙を拭いながら尋ねる天馬に、一悟はタオルを手渡しながら答えた。

「もちろん、そう思う。だって名前ってのは子供が生まれて初めて受け取る、自分の為だけに用意された贈り物だろ?
親からはそのプレゼントをもらえなかったかも知れないけど、仲良くしていたお兄ちゃんの天馬が一生懸命考えて、付けてくれた素敵な名前じゃないか。絶対気に入ってるよ。」


渡されたタオルでゴシゴシと乱暴に顔をこすろうとした天馬からタオルを奪い、優しく押さえるように、涙を拭き取ってやった。
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