聖花学園~花よ咲き誇れ~2


 このまま犯されてしまうの?

 やだ。

 それだけは絶対にやだ!


「っふ……ぃやっだぁ……」

 唇が僅かに離れた瞬間、わたしは泣きそうな声で訴える。


 それだけで止めてくれるとは思わなかったけど、言わずにはいられなかった。



「そういう顔はそそられるな。泣かせたくなる」

 嬉しそうに目を細めた呉羽先生は、長ランのボタンを一つ外しわたしの首筋に吸い付いた。


「ひっ、やぁあ!」

「あまり大きな声を出すな。バラされたいのか?」

「っ!」


 首筋に舌を這わせながら言われ、わたしは息を詰める。

 
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