君のとなり。
祐人が・・こっち見てる・・!!
明日香は赤い顔を祐人からそらした。
「・・・・・・・・・・・」
目ぇそらしやがった・・・・・・。
明日香の態度に無言。の祐人を見て、
英介は小さく笑った。
・・・怒ってる怒ってる・・。
・・・さらに怒らせてみよう。
・・英介のサドゴコロに火がついた。
英介は、こっちを見た明日香に、
ものすごく爽やかに笑いながら手を振った。
「・・・??」
明日香はよくわからないながらも振り返す。
「・・・・っ!!!」
祐人、そんなはたから見ればカップル
な2人に、イライラ。顔が怖い。
・・・・明日香に何、
手ェ振ってんだよ・・・!
ボゴンッ!!
「った!!」
「!!」
英介の頭に祐人が投げたボールが
クリーンヒット!!!
明日香、あわあわ。
「すいません手がすべりました(棒読み)」
「・・っ」
さすがに英介、イラッ。
「・・・ごめんごめん、明日香ちゃんが俺のために来てくれてるから、つい」
「英介のためじゃないと思うょ~」
バチバチと火花が飛び散る。
なんか黒い戦いが・・っ!!
ギャラリー男子、苦笑い。
「・・なぁ、これどっちが勝つと思う??」
男子の話し声に、明日香は聞き耳をたてた。
「う~ん、英介って思ってたけど・・」
「祐人もねばるしな・・・」
「今ので英介12・祐人14だろ??」
・・・祐人、すごい・・!!
伊東君に勝ってる・・・
明日香が素直に感心していると、祐人と目が合った。
‘負けないから”
口パクで、そう言われた。
・・なんで、私に言うの・・・?
明日香が戸惑っていると、男子がバッと明日香の方を見た。
「・・・!???」
そして、同じクラスの男子が信じられない、とゆう感じで明日香に言った。
「祐人と伊東、・・明日香ちゃん奪りあって試合してるっぽい!!」
・・・・・・・・え。