社長と恋



山崎と俺には沈黙が続いて、気まずくなった俺はその場を後にした。


駐車場まで行くと、後ろから走って来るような足音が聞こえた。
思わず振り返ると、山崎だった…


下を向いて顔は見えなかったが、そのまま思いきり俺に抱き着いてきた。


………………!


『秋元さんがあいつと一緒にいれば?なんて言わないで…!
避けたりしないで!
冷たくしないで!
…………っあたし、凄い悲しかったんだからぁ!!
菊地君の事好きじゃないし、会えて嬉しいなんて思ってないのにあんな事言わないで…っ
一緒にいれないのは寂しい…』


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