社長と恋



「ま!
確かにお前は亀だな。
俺はうさぎ!
いつかお前、余裕の俺を逆に焦らせそう。」


『え?
どういう……』


「俺はサメが見てぇな~」


…わぁ~秋元さんウサギじゃなくて絶対サメだよ…


秋元さんの言葉に聞こうとしてた事なんてすっ飛んでった。


そんな感じで水族館に着くと、さりげなく飲み物を買ってくると嘘を言って、チケットを買ってきてくれた。


『あ…お金…』


「いいって。
お前誕生日だろーが。」


『…ありがとう』


秋元さんのこういうさりげない気遣いがたまらなく好き。


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