社長と恋



「ふふ、これからもよろしくお願いね。」


『こちらこそ!』


穏やかな雰囲気であたし達は微笑み合った。
そんな所へ秋元さんが帰ってきて、ニコニコするあたし達を見て不思議そうな顔をしていた。


「じゃ、俺ら帰るから。
ごちそうさん!」


『ごちそう様でした!』


お母様は笑顔で頷いて、タクシーに乗り込んだ。
ヒラヒラと手を振って、タクシーは去って行った。


「なんかお前仲良くなってなかったか?」


秋元さんが車に乗り込んでからあたしに聞いてきた。


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