ゆるゆる恋愛事情


そういうば、前に勇気くん掃除だめだって言ってたしな…


「しーみずさーんピザ何にする〜?」


「シーフード!」


「やん、高い〜けど俺もシーフード食べたいからシーフードとトマトとバジルのやつにしよ!」


結局自分の好みかい!


とりあえず私は散らばっている服を掻き集めた。


「ちょ、清水さん、あかんって…」


「え?」


「パンツとかあるもん!恥ずかしいやん!」


「………」


パンツ、ね。


いや、そこまで気にしないよ私は。


そして勇気くんはわたわたと何かを回収している。


「何してるの?」


「え?」


「何隠してんの〜!」


「あ」


ポト…

私がぐいっと勇気くんの腕を掴むと、何かが滑り落ちた。


「…………」


「…………」


えっと………


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