愛ノアイサツ
「やぁ。」
ベッドで本を読んでいたらトントンとノックの音が聞こえた。はいって返事をするとスーツを着た城田さんが入ってきた。
「城田さんこんにちは。お仕事もう終わったんですか?」
「いや、今日は午後からなんだ。雪乃ちゃん今日は顔色がいいね。」
城田さんがそういって笑いかける。最近は2、3日に一回はこうやって私の病室にお見舞いに来てくれる。しかもすごく高そうなお菓子や花束まで一緒に持ってきてくれるから、なんだか申し訳ないと思っていつも断るんだけど、知り合いからの差し入れだからってちょっと強引に私にくれるんだ。もちろん嬉しいんだけど、やっぱり城田さんがこうやって来てくれることのほうが何倍も嬉しい。この間そういったら、少し恥ずかしそうに、照れ笑いで「ありがとう」って言ってた。
「はい、朝から調子がよくて。昨日もよく眠れたんです。」
「そっか。」
城田さんってすごくかっこいい。まるで物語に出てくる王子様みたい。特にヴァイオリンを弾いてるときなんか、きっとどんな女の人でも城田さんのファンになっちゃうくらい素敵だもん。しかもすっごく優しくていつも私のこと気遣ってくれてる。こんな人が私のお見舞いに来てくれるなんて、なんだか不思議。
「城田さんは最近お仕事忙しいんじゃないんですか?」
「あぁ、来月新しいCDを出すことになってるからそっちの関係で細かい打ち合わせが多いんだ。別に僕がいなくても問題ないと思うんだけど。」
「城田さんのCDが出るんですか!?わぁ、絶対買わなきゃ!」
「え、いいよ、表紙見られるの恥ずかしいし・・・雪乃ちゃんが聴きたいならまた中庭で弾こうか?」
こんなことを平気で言う城田さんがたまに憎らしい。そんなこと言われたらどんな女の子だってドキドキしちゃうよ。
「私なんかのために生演奏なんてもったいないですよ。城田さんのファンに殺されちゃいそうです。」
「雪乃ちゃんのためなら何回だって弾くよ。僕が聴いてほしいんだから。」
あぁ、やっぱりかっこいいなぁ・・・って、今顔赤くなってないかなっ?
ベッドで本を読んでいたらトントンとノックの音が聞こえた。はいって返事をするとスーツを着た城田さんが入ってきた。
「城田さんこんにちは。お仕事もう終わったんですか?」
「いや、今日は午後からなんだ。雪乃ちゃん今日は顔色がいいね。」
城田さんがそういって笑いかける。最近は2、3日に一回はこうやって私の病室にお見舞いに来てくれる。しかもすごく高そうなお菓子や花束まで一緒に持ってきてくれるから、なんだか申し訳ないと思っていつも断るんだけど、知り合いからの差し入れだからってちょっと強引に私にくれるんだ。もちろん嬉しいんだけど、やっぱり城田さんがこうやって来てくれることのほうが何倍も嬉しい。この間そういったら、少し恥ずかしそうに、照れ笑いで「ありがとう」って言ってた。
「はい、朝から調子がよくて。昨日もよく眠れたんです。」
「そっか。」
城田さんってすごくかっこいい。まるで物語に出てくる王子様みたい。特にヴァイオリンを弾いてるときなんか、きっとどんな女の人でも城田さんのファンになっちゃうくらい素敵だもん。しかもすっごく優しくていつも私のこと気遣ってくれてる。こんな人が私のお見舞いに来てくれるなんて、なんだか不思議。
「城田さんは最近お仕事忙しいんじゃないんですか?」
「あぁ、来月新しいCDを出すことになってるからそっちの関係で細かい打ち合わせが多いんだ。別に僕がいなくても問題ないと思うんだけど。」
「城田さんのCDが出るんですか!?わぁ、絶対買わなきゃ!」
「え、いいよ、表紙見られるの恥ずかしいし・・・雪乃ちゃんが聴きたいならまた中庭で弾こうか?」
こんなことを平気で言う城田さんがたまに憎らしい。そんなこと言われたらどんな女の子だってドキドキしちゃうよ。
「私なんかのために生演奏なんてもったいないですよ。城田さんのファンに殺されちゃいそうです。」
「雪乃ちゃんのためなら何回だって弾くよ。僕が聴いてほしいんだから。」
あぁ、やっぱりかっこいいなぁ・・・って、今顔赤くなってないかなっ?