お姫様と7人の王子様
「落ち着きましたか?」
私の方を優しい表情で見るビルさん。
私と視線がまじわると、夢の中でも貴女を助けられれば、こんな不安な表情をさせないですむのですが……なんて少し寂しそうに言った。
「……」
怖い夢見ていたのが、気づかれていた。
ビルさんは洞察力が凄いもんな……。
気づかれていたと知った瞬間、とてつもなく恥ずかしくなってきた。
勿論先程の歯の浮くようなあまーい台詞も含めて。
「ルイ様、どうかなさったのですが?顔が赤くなっていますよ」
「ビルさんのいじわる」
子供に語りかけるように優しく言うビルさん。
ただ勘の鋭い、ビルさんはどうして私の顔が赤いのかは気付いているはず、拗ねた表情でいうと、彼はすみません貴女が可愛いのでついいじわるしたくなりました。といつもの表情でくすりと微笑んだ。