捨て猫
「さ、食ーべよっ」
先輩はそう言って、手に持っていたビニール袋からコンビニの焼きそばパンを出した。
「えっ、まさかそれだけ!?」
「そうだけど」
先輩は袋を開けてパンを取り出す。
「あたしはがっつり、弁当なのに…
もしかして、いつもそれだけなの?」
「そうだよ」
先輩は一口パンを食べる。
「いつもコンビニのじゃ、体に悪いよ…
…それに、男だし食べ盛りだし、それだけじゃ足りないでしょ!?」
「んなこと言ったって、母親は弁当作んねぇし、自分でも作れねぇし、毎日何種類も買うと高いし…」
「そんなぁ…」
「それか、その弁当ちょっとくれるっていうんなら別だけどさ」
「あげるよ、こんなのいくらでもっ」
あたしはサンドイッチを差し出した。
先輩はそう言って、手に持っていたビニール袋からコンビニの焼きそばパンを出した。
「えっ、まさかそれだけ!?」
「そうだけど」
先輩は袋を開けてパンを取り出す。
「あたしはがっつり、弁当なのに…
もしかして、いつもそれだけなの?」
「そうだよ」
先輩は一口パンを食べる。
「いつもコンビニのじゃ、体に悪いよ…
…それに、男だし食べ盛りだし、それだけじゃ足りないでしょ!?」
「んなこと言ったって、母親は弁当作んねぇし、自分でも作れねぇし、毎日何種類も買うと高いし…」
「そんなぁ…」
「それか、その弁当ちょっとくれるっていうんなら別だけどさ」
「あげるよ、こんなのいくらでもっ」
あたしはサンドイッチを差し出した。