chance
無事手術を終えたアタイは、セバスチャンではなくチンチクリンの車で豪邸に帰った


後日、違う使用人が病院まで車を取りに行く事になったが、セバスチャンは最後まで

『セバスチャンが責任を持って取りに伺います』
とか、なんだかんだ言っていたが、誰一人スッル〜していた


その夜、母さんとレオ様がやっと帰って来ましたゼッ……


遅くねぇ?
今何時だと思ってやがんだよ!
何時間ピ〜ピ〜してやがんだ!


言いたい事はたくさんあったが、あまりの鼻の痛さに無視してやったゼッ!


なのに、人の顔を見て

『わぁ〜鼻オバケじゃないベイベ』だの

『あんたチョット見ない内にブサイクになったわね!ベイベ』だの


散々下手くそなベイベを聞かされた挙句


一番話したかったレオ様は、さっさと帰っちまった……


私『今日は大変だったんだよ!セバスチャンには散々な目に合ったんだからぁ!』


マジであのジジィには散々だったゼッ!


母『あら……セバスチャン何かしたの?』


おぉ〜!
何かしまくりですゼッ!

私『鼻が曲がったか…』
母『はい、これ今日のお土産!』


オメェ〜ただかぶしてぇだけだな!




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