いばら姫
「…ちょっと淳は
変と思うかもしれないけど
私 もし淳と付き合ってても
……クウヤや カイヘー
リュウジが助けを呼んだら
そっちに行くよ」
「…俺も助け呼んでたら
どうするよ」
「両方助ける 」
「 は どうやって」
「一緒に助ける友達を呼ぶ
私の友達が困ってるって言えば
絶対来てくれる」
「…俺は
他の誰かの助けなんか
いらないんだよ!!!」
「じゃあどんななら
淳は気に入るの?!」
「 歌 やめろ 」
「Maxim?!おまえ
自分が何言ってるか判ってるのか?!」
「…それで? 」
「 あずも!!! 」
「…阿尾森来いよ
籍も入れてさ
悪い話じゃないだろ
おまえが欲しがってる
普通の家庭も持てて
"歌姫『Azurite』様"では無くなるけど
次期社長婦人だし?
生活に困る事ないしさ」
「………こないだ
テレビで阿尾森の、特集やってた
連れてってくれた海
白砂ってところ?」
「そうだよ 」
「綺麗なとこだね」
「だから来いよ 」
俺は起き上がり
―――― アズはゆっくり
瞳を閉じた