*Hug Me*
不良達の近くまで来た時に
ふいにその中の一人と目が合った。
ケンカうってんのか?
私はわざと睨み付けるような顔をして
視線をそらす。
コンビニに入ろうとすると
さらにイラつく事が!
不良が扉の目の前に立っていて
中に入れない状態。
あいにく時間も遅かったから
客もそんなに居ないみたい。
でも店員さんはかなり困ってる様子。
目で助けてって訴えて来てるしっ(汗)
私も早く食べ物買いたいし
仕方ないか...。
私は『はぁ』と大きなため息を
ついた後、扉の前にいる不良の元に
近付く。
『ねぇ、どいてくんない?』
私が放った言葉で不良が視線を
私に変えた。
「誰だてめぇ?
ちょっと可愛いからって
調子乗ってんじゃねぇぞ!」
不良の怒鳴り声がコンビニの駐車場に
響く。
すると後ろでたまっていた
仲間と思われる不良達も
私の近くに集まって来る。