【企】真夏の夜に、君に溢れる想いを
わざとぶつかって倒れた私。
「……大丈夫?」
そんな私に手を差し伸べてくれた彼。
きゃん!
優しいっ!!
「あ、ありがとうございます!」
彼の手を取って、笑顔……いや、ちょっとにやけてるであろう私。
「よかった。それじゃあ」
そして去っていく彼。
ん……?
去っていく……って、ちょっと待ってーーー!!?
っていうか、どうしよう!
ここで別れたらダメ!
頑張れ、私!!
「あの!待って!」
そして彼を追いかけて洋服を掴んだ時、
--ビリッ
洋服が破れたような音がした。