大空で駆ける
え?
アタシと同じことって……
この力のこと?
冷や汗が頬を伝うのがわかった
それと同時に
さっきまで流れていた涙も今は止まっていることに気づいた
「ずっと探してた。お前のその、ネックレス」
アタシのスカートのポケットの中が透けている
これも…争介がやってるの?
透視されてるみたい…
「どこで見つけた?」
アタシはポケットの中からネックレスを取り出した
「理科室に落ちてたの、これ…何なの?」
「今更、気づいてんだろ?その力、随分つかったんじゃね−の?」
ギクッとした
争介には全て分かってるんだ
「今まで…ずっとそれの感覚が曖昧だった。でも今、やっとはっきり捉えた。お前の声が俺をここに呼んだんだ」