お嬢様は元ヤンキー!?




――――――――――――
――――――――


「じゃあー…ここの問題を…」


5時限目、私は必死にノートを採っていた。


「(やば…ノートのページ数ない…ι!!)」


ルーズリーフあったっけ…
確かファイルの中に…

私は前を向いて手だけで机の中のファイルを探す。


「――――…ぃっ!!?」


…何?…何か今…
右手だけに感じた大きな痛み。

恐る恐る机から手を出してみると…


「―――…っ!!!」


手には大きく何かで斬ったあと。
傷から血が止まりなく溢れている。

なにで斬ったの…?


机の中を覗くと…

…無数のカッターの刃。
血のついているものもある。


最悪…




< 262 / 302 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop