★俺様主人とパシリちゃん☆
がちゃ
「…庵くん?」
私がつくと庵くんがいない……
あれ?屋上でいいんだよね……?
がちゃ
「…ナナ来てたのかよ」
庵くんの手にはお金が握ってあった
「い…庵くん、そのお金って…」
「とった…」
「だ!…そんなのダメだよ!!」
庵くんは不敵に笑う
「俺に指図すんな、パシリなんだからよ…」
「…でも!!」
庵くんは私に言い放った「お前が俺にキスしたら、金返してきてやるよ」キス?
「パシリだもんな、俺に逆らうなよ?」
くいっと顎をもった庵くん
「キスしろ」
こんなのパシリがやることなの!!!??
…でも、お金返してくれるなら………
ちゅっ
つま先立ちになって庵くんの口にかするようにキスをした
「成長したじゃん、口にするなんて」
妖艶に笑う庵くん
「…お金……」
「あとで返しとく」
そう言うと庵くんは私を壁際におしやった
「朝の男には近付くな」
朝の男…?
竜哉くんのこと?
「わかったか?」
なんでだろう?
「…うん」
屋上から教室に帰る途中
「ちょっといい?」
派手な女の子達に呼び止められた
そのままトイレに連れていかれた
「なんの用でしょうか…」
この状況的にイイ用事ではない…よね…
「庵にどうやってつけこんだの?」
1人の女の子が私に迫った
「…え?べつに……」
「お前みたいな女、庵には似合わない」
似合わないとか言われても…パシリなんだけど
「庵は側に女を置かないんだよ!!」
ヒステリックに言う女の子
「…あたし達はみんな庵が好きなの、」
庵くんのことを…?
「だから、特定の女がいるのは許せない」
「庵の側にいられなくしてあげる…」
どんっ!
「痛…」
私が地面にしゃがみ込むと女の子達は私を蹴る
「庵のこと好きじゃないくせに近付くなよ!」
痛い……
私は必死に痛みに耐える
クスクスと笑いながらトイレをあとにする女の子達