★俺様主人とパシリちゃん☆
鏡を見ると肌が出ているところは傷がほとんどない
制服で隠れている部分は傷が密集してる
…なんで?なんで私なの……?
トイレから出ていくと竜哉くんにばったり会った
「菜々先輩、どうしたんですか?」
傷を見て竜哉くんが言った
「…ちょっと転んじゃって、」
…庵くんに近付くなって言われてた……
「竜哉くん…バイバイ?」
「はーい☆」
痛い…
傷がズキズキする……
「ナナ…?」
……庵くん…
…どっから女の子達が見てるかわかんない……
「ケガしてんじゃん」
「転んじゃって…」
庵くんに嘘をつく
「ふーん」
庵くんは私に手招きをする
私は庵くんに近付く
「……」
庵くんは無言で私を見ていた
「?」
「庵ぃ、何してんの?」
庵くんに声をかけた…
この子、さっきいた子だ…
怖い……
私は庵くんの制服を摘んだ
睨んでくる女の子
「なんの用だよ…」
庵くんが呆れたように女の子に聞く
「なんでもナイんだけど~~」
私を見ながら庵くんに絡み付く女の子
「……じゃ、どけ…邪魔」
「庵のいぢわる~」
女の子は走って行ってしまった
庵くんは妖艶に笑った
「いつまで、掴んでんだよ」
「ごめんなさい…」
手を離した
「なんだよ、なんかあったのか?」
私を抱きよせる庵くん
「…な…なんでもない」腕の中で私は身動きがとれない
…こんなところ……見られたら…
「お前、さっき朝の男といただろ?」
…本題はそっちね……
「…少し話してただけ……」
はやく…離してほしい
「離して…?」
傷に腕が当たってて痛い……
「…わかったよ」
すんなり離してくれた
歩くと傷が痛いよ……
「…ハァ」
きーんこーん
授業か…
……痛い…
イスに座ってると傷が痛む……
「っ…」