不器用なLOVER
「まぁ…丸く収まったところで、俺は後始末でもしてくっかな…」
頭の後ろで手を組み成り行きを
見守っていた朋弥さんが
サイドに用意したスウィーツを、私に差し出す。
「シェフが…是非お嬢様にお持ちくださいってさ。
ありがとうございますって伝えてくれって言ってぜ?」
透弥さんと訪れた食堂で頂いた
スウィーツに視線をさ迷わせていると。
「晶…」
透弥さんの目線を追った先に、
シェフの姿。
向こうも私達に気付き深々と頭を下げる。
「どういう風の吹き回しだよ?
あのシェフまで落としちまうとは天然子悪魔は恐ろしいな…」
「料理を認められて嬉しかったんでしょ?
質も種類も落とさず挑めたんだ」
「ふ〜ん」と鼻先で返事をして、
思い付いた様に呟いた。
「…けど一番恐ろしいのは透弥を取り込んだことだよな!
この面白みの欠片も無い透弥に、秘密のMVPやら1人芝居やら簡単に思い付かせちまうんだからな…。大したお姫様だぜ!」
「朋弥!」
「えっ?」
珍しく焦った透弥さんの声と、
驚きを隠せない私の声が重なる。
「ん?」
「思い付きって?」
「えっ?まさか…まだ…気付いてなかった?」
「ヤベっ…」と呟き空を仰いだ。
頭の後ろで手を組み成り行きを
見守っていた朋弥さんが
サイドに用意したスウィーツを、私に差し出す。
「シェフが…是非お嬢様にお持ちくださいってさ。
ありがとうございますって伝えてくれって言ってぜ?」
透弥さんと訪れた食堂で頂いた
スウィーツに視線をさ迷わせていると。
「晶…」
透弥さんの目線を追った先に、
シェフの姿。
向こうも私達に気付き深々と頭を下げる。
「どういう風の吹き回しだよ?
あのシェフまで落としちまうとは天然子悪魔は恐ろしいな…」
「料理を認められて嬉しかったんでしょ?
質も種類も落とさず挑めたんだ」
「ふ〜ん」と鼻先で返事をして、
思い付いた様に呟いた。
「…けど一番恐ろしいのは透弥を取り込んだことだよな!
この面白みの欠片も無い透弥に、秘密のMVPやら1人芝居やら簡単に思い付かせちまうんだからな…。大したお姫様だぜ!」
「朋弥!」
「えっ?」
珍しく焦った透弥さんの声と、
驚きを隠せない私の声が重なる。
「ん?」
「思い付きって?」
「えっ?まさか…まだ…気付いてなかった?」
「ヤベっ…」と呟き空を仰いだ。