一瞬のきらめき。
少し苦しそうにネクタイを取って言った。






そのしぐさにドキッとしてしまった。







私がメガネの次に好きな男の子のところだ。







ネクタイを外したときのリラックスした一瞬の顔が色っぽく感じる。








「うん…そーいえば答えにくくて嫌だった。」







私は少し思い出してから答えた。







そういえばなんでいちいち聞いてくるんだろうって思った。






答えずらい質問にイライラしたこともあったかな。









考え込んでいた私はハッとして我に返って顔をあげた。







ちゅっ。













ーーーーーえっ?







目の前には陸の顔があって唇が優しく重なった。








重なった部分が熱い。








私たちの初めてのキスだった。







陸のイメージにピッタリの爽やかな香水の香りがした。







「聞かないとだめ?」







顔を近づけたまま目をそらさずに陸が言った。








「ううん、聞かないで。」








再び唇が重なった。







今度は少し長く。











私は陸が好きみたい。







頭の中でその言葉だけが浮かんだ。






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