一瞬のきらめき。
夏休みが終わってからも、私は陸と毎日のように会った。







学校でも会って、放課後もほとんど毎日のように遊んだ。







お互いまだ誕生日が来ていないので、15歳で雇ってくれるバイトはなかなか見つからない。







遊ぶお金がない私たちは決まって、一緒に帰っては何をするわけでもなく、ただ陸の家で体を重ねていた。







最初は楽しかった。






帰り道に送ってくれる陸と一緒に流行りの歌を歌いながら川沿いを通って帰るのも。









……ただ最近は繰り返される毎日が幸せなはずなのに楽しさが感じられず、陸を好きかどうかもわからなかった。







結局私はまた繰り返しているのだ。






告白されたことが嬉しくて、初めてのことだらけでドキドキしていたけど、それは恋に恋している状態で気持ちがついてきていなかった。











翌年の春。






私は陸にも自分にも嘘がつけず、愛してくれていた人を傷つけたことを後悔しながら陸と別れた。



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