クリ-ミ-ココア
話しもそこそこで私達は接客に戻る事にした。



昨日に引き続き裏片をやりたいと言った私にクラスの皆はブーイング。



「番号教えてよ〜」
「この後ヒマ?」
「名前何ちゃん?」



「あの…えーと…」



飛び交う言葉に私は慣れない接客を続ける。



ムリ……。


どう話していいかわからない。


ちゃんと笑顔出来てる?


絶対引き攣ってる…。



「おーい!ちびっ子!!」


ビクン!!!


しばらくして教室内に響く声に私の体は硬直した。


持っていたジュースを零しそうになる。


きた!!!


問題児……。



「あ…アキラさん…こんにちわ…」



振り返った私の笑みは口元がピクピクしている。
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