クリ-ミ-ココア
校内中を歩き回ったアキラさん一行。



お腹も一杯になったのか、「ヤニ切れだ！ヤニ！酒飲みいくぞ」の掛け声で解放された。



学校の外まで見送ると、アキラさんは車に

他の怖いお兄さん達はでかいエンジン音を聞かせながらバイクで去って行った。



私は、どっと疲れが出てため息を吐く。


すぐに先生達が何事だと集まって来た事で、慌てて校内に戻った。



「比奈ちゃん少し休憩する？」


つかさずソウタ君が私を気にかける。



「うん…着替えたい。」



着慣れない服に歩き回って、私は疲れ切っていた。



動けないよ…。


早く着替えてもう帰りたい。



「待ってるから着替えてこいよ。」



更衣室に着くとあいつの手が離れた。


あっ……違和感なさすぎて忘れていた。


私達、ずっと手握ってたんだ。


着替えながら今更になって顔が熱くなった。
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