君の声。


放課後、いつものように
熱気がこもる体育館で
部活が行われた。


陽は部員たちに
いつものように笑顔で
対応している


陽はすっかり
バスケ部のアイドルだった


チリンチリン

陽が動くたび鈴の音が響く


彼女はいつも欠かさず
小さな鈴を身につけていた


でも、その音が突然止んだ


不思議に思い、床を見ると
彼女の鈴が転がっていた



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