アリスの作り方
“クス”
そう笑うとそれがスイッチだったかのように急に笑いが止まらなくなった。
“アハハ”
自分でもなんで笑っているのかわからないけど、無性に可笑しくてたまらない……。
そう言えば箸が転がるだけで笑う年頃なんて昔の人も言っていた。
“フフッ”
今まで困ったように笑っていたジョーカーさんが、私につられて今度は笑い始めた。
“アハハハ”
二人しかいない森の中で私達の笑い声だけが響く。
“フッ……フッ……アハハ”
とうとう笑いすぎてお腹が痛くなってきた。
“アハ……ハハ……ハァ”
苦しくなってくるのと私の笑いが落ち着いてくるのは同時だった。
“ハァ……”
やっと落ち着いた。
息を切らせながらも少しずつ冷静になってきた私はジョーカーさんのほうを見た。
「クス……やっぱりアリスちゃんは笑顔のほうが可愛い」
いつものような明るい表情でいつもの様に甘い台詞を言ってきた。
いつものジョーカーさんは癒し系と言うのか落ち着く。
さっきまでこの世界に失望のようなものを感じていたのに不思議だ。