アリスの作り方
“ガチャリ”
ぼーっとしていた私の意識を戻すように、部屋の外から急に音が聞こえた。
それからバタバタと複数の足音のような音が聞こえてきた。
その音を気にせず、天井を見ていた。
“バン”
大きな音と共に私ののドアが開いた。
「アリス様!」
ベットに体をうずくめたまま、ドアのあたりを見ると、ハァハァと息を切らせながらティックが現われた……。
「失礼します」
そしてその後ろからはビルさん。
「どうしたの?」
彼らに視線を外しながら言った。
裏切られた気持ちが強い為少し冷たい口調になってしまう。
「すみませんでした……だまっていて」
「別にもういいよ」
もう終わったことだし……
彼らに対しては失望に似たものを抱いていた。
だから彼が何を話そうが私には関係なかった。
寧ろ言葉の一つ一つが言い訳のように聞こえてきて、気分を害するだけだった。