ココロ君色。
「はい、じゃあ順番に自分のやりたい担当の下に名前書け~」
1班から順に黒板の方に向かっていく。
その姿を黙って見つめていた。
やっとのことで順番が回ってきた幸は、ため息を一つつきながら立ち上がった。
先に黒板へ向かった竜二のあとを、少し距離をあけながら歩く。
自分でもこの距離に疑問を感じた。
それでもなんとか黒板に群がる人達を押しのけ、竜二の隣をゲットした。
狭いスペースの中、左半身が竜二を意識しすぎて熱い。
ほんの少し肩が触れるだけで心臓が爆発しそうだ。
チョークを探しながらふと横を見上げると、幸よりも背の高い竜二の横顔が嫌って言うほどよく見える。
その顔はやばいくらいにカッコいい。
気づくと幸は竜二をガン見していた。
それに気づいた竜二は手を止め、目線だけを幸に向けた。
「・・・何?」
「・・・えっ!あ!なんでもないよっ!!ごっごめん・・・」
「・・・あ、もしかしてチョークないの?」
「え?・・・あ、うん!」
「じゃあこれ使えよ。」
竜二は自分のチョークを幸に手渡した。
その時ほんのちょっとだけ触れた指先から、竜二の熱が一瞬にして体中に伝わるような感覚にとらわれた。
自分でも分かるくらいに頬が熱い。
「あ・・・ありがと・・・」
「おう。早く書けよー」
「あ、うん!」
竜二は静かに席に戻っていった。
竜二から手渡されたチョークで竜二の名前の下に続けて名前を書く。
“大野
遠藤”
席に戻ったときその黒板に目をやると、やけに竜二と自分が目立って見えた。
自分が書いた名前が竜二の名前にくっつきすぎていることに気づき、自分は竜二のことが好きってことが誰かにばれてしまうのではないかと思った。
超能力者でもないのに、誰がそんなこと分かるって言うのだろう。
つくづく自分は馬鹿だと実感し、その度にに竜二のことが大好きなのだと思い知らされる。最近はそういうことが多くなった。
竜二への想いが募りすぎて、今にも破裂してしまいそう。
その前に・・・伝えられるかな。
1班から順に黒板の方に向かっていく。
その姿を黙って見つめていた。
やっとのことで順番が回ってきた幸は、ため息を一つつきながら立ち上がった。
先に黒板へ向かった竜二のあとを、少し距離をあけながら歩く。
自分でもこの距離に疑問を感じた。
それでもなんとか黒板に群がる人達を押しのけ、竜二の隣をゲットした。
狭いスペースの中、左半身が竜二を意識しすぎて熱い。
ほんの少し肩が触れるだけで心臓が爆発しそうだ。
チョークを探しながらふと横を見上げると、幸よりも背の高い竜二の横顔が嫌って言うほどよく見える。
その顔はやばいくらいにカッコいい。
気づくと幸は竜二をガン見していた。
それに気づいた竜二は手を止め、目線だけを幸に向けた。
「・・・何?」
「・・・えっ!あ!なんでもないよっ!!ごっごめん・・・」
「・・・あ、もしかしてチョークないの?」
「え?・・・あ、うん!」
「じゃあこれ使えよ。」
竜二は自分のチョークを幸に手渡した。
その時ほんのちょっとだけ触れた指先から、竜二の熱が一瞬にして体中に伝わるような感覚にとらわれた。
自分でも分かるくらいに頬が熱い。
「あ・・・ありがと・・・」
「おう。早く書けよー」
「あ、うん!」
竜二は静かに席に戻っていった。
竜二から手渡されたチョークで竜二の名前の下に続けて名前を書く。
“大野
遠藤”
席に戻ったときその黒板に目をやると、やけに竜二と自分が目立って見えた。
自分が書いた名前が竜二の名前にくっつきすぎていることに気づき、自分は竜二のことが好きってことが誰かにばれてしまうのではないかと思った。
超能力者でもないのに、誰がそんなこと分かるって言うのだろう。
つくづく自分は馬鹿だと実感し、その度にに竜二のことが大好きなのだと思い知らされる。最近はそういうことが多くなった。
竜二への想いが募りすぎて、今にも破裂してしまいそう。
その前に・・・伝えられるかな。