心霊スポット取材班

「…満のやつどうしたんだよ…」

敏也が呟いた。


「きっと…何かあったに違いない‥」


光輝が考えながら言ったがその何かが結局、分からなかった。


敏也と光輝は会社に戻り、江川の居る編集室までエレベーターで上がった。

「失礼します‥」


光輝が編集室に入っていった。


「江川さん居ますか?」

光輝が1番最初に目が合った男の人に聞いた。


「江川さんなら今はいないよ~」


男の人が作業をしながら答えた。


「あの‥荒木さんは居ますか?」

敏也が横から言った。


「あぁ、待ってな!」


男の人は作業を中断し、奥の部屋へと向かった。

しばらくすると、


「君達が今、心霊スポットを取材しているっていう‥」

荒木は、タバコを吸いながら2人の前に現れた。

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