歪んだ世界
PM7:00頃

河田と優花は1時間は色々な所に出歩き3時間近くはカラオケをしていた。

優花は一度も歌いはせず、夜食を取り2人は外に出る。

「ねぇ、一度くらい歌っちゃえばよかっ
たのに、ご飯だけ食べちゃって、せっか
くおごってあげたのに~。」

河田は不満そうに言うが優花は、
河田に目も向けなかった。

「もう夜になったし、そろそろ行く?」

河田は優花に笑って言う。

優花は前へと進んでいた足を止め河田を睨みつけた。

「どこに?」

「わかんない?」

「…なんで今日もしなくちゃいけないのよ。」

優花はもう、うんざりだと言うように顔をしかめた。

「やるより、もうバラされた方がいい?」

河田は前の方にいる優花の背中をじっと見つめてそう言う。優花は小さく肩が揺れた。

「…そうだったら、あんたなんかと一緒にいないわ。」と優花は、河田の方をまるで死んだような瞳で見て言う…。

河田は少し目を丸くしたが、すぐいつもの調子に戻る。

「…んじゃ、行こっか。」

2人は歩き出す―…。
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