◆太陽のごとくあいつは◆
言われてしまった。
幼い頃から美夏に想いを寄せてきた晶螺にとって、美夏の口から発せられた"大っきらい"は、相当辛いものだった。
が、そういうことでなく、晶螺は落ち込んだ。
美夏ねぇには…かすかにだけど、まだ迷いがあるのかも…
どんなに変わったって、幼なじみなんだ。
無理してるかどうかなんて、顔見りゃすぐわかる。
ちっ…このままじゃ美夏ねぇが……------
走って逃げてきた美夏は、海岸沿いの道でばったり麻美に会った。
『あっれぇ!!オネエサマどぉしたのぉ?』
『ぁ、麻美ちゃん!
丁度良かった!友枝さんどこにいるか知らない?』
『ぁあ、先生ならまだ浜にいると思うけど…』
『浜のどのへん!?』
『いっつも私が特別レッスン受けてるとこらへんなんだけどぉ、
ぇぇっと、あそこが小屋だからぁ、あの辺かな?』
麻美は浜の小屋からネットの張ってあるエリアを指差した。
『フムフム。ありがと!!』
『がぁんばってねぇ~♪』
麻美は満面の笑みで美夏の背中に手を振った。