◆太陽のごとくあいつは◆



ぁっ、あったあった、見えてきた♪


小学校の運動会で放送器具の上に立てるようなテントと、麻美が指を指したテントが見えてきた。




でも、コートには人が入っていない。


近づいてくると、テントの下に座っていた。



ぅん…?

誰だろ。




テントの前まで来ると、それが友枝だということに気づいた。


友枝は座って、膝にテーピングをしていた。




美夏が見ていると友枝は気づいて、美夏を見た。


『よお。

よくここがわかったね』



『そこで麻美ちゃんと会ったから偶然…』




『いやぁ、オレももうなんだかんだ19だし…もうじき20だ。

さすがに教えてるばかりじゃ、体がなまっちゃってて。



……久しぶりにどう?


ちょっと打ち合いとか。』




『…ぅん!ちょっと待ってて、着替えてくるから!』










二人の間にバレーボールが行ったり来たり。



太陽がまぶしくて、友枝の笑顔が輝いて、幸せな時間が流れていった。




こうしてると…本当にあの頃に戻ったみたい…


美夏は幸せに浸っていた。




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